売買サインからSQ値を予想する方法 2019.2.17
■WORK分析の「シミュレーション機能」

  • 売買サインの点灯から、SQ値を予測する方法を解説します。 
  • サインが点灯してから、SQ日までの日柄を数え、シミュレーション機能を使い過去の値動きを調べ、それを今回に当てはめる手法です。
  • 売買サインが基準となっていますので、点灯していないと予測は出来ません。

7月SQの予想(WORK分析シミュレーション機能)10.06.22
  • 6/20の週に日経平均週足上に買いサインが点灯しました。このサインは、図解JP法(88)で使用されているものです。システム売買検索の55番サインと同等です。
  • 今回は、このサインを基に7月SQ値の範囲を調べてみたいと思います。方法は、第148回で紹介した手順と同じです。この時はJP分析でしたが、今回はWORK分析を使います。
  • 7月SQ日まではサイン点灯後、残り3週です。過去において、サインが表示された日を調べ、SQ値の範囲を予想してみます。
  • 使用するソフトは「JP1000」です。※データが長期に渡り使えるからです。どのようなサインかは図解JP法(88)をご覧ください。

■過去のサインを調べる

図解JP法(88)のサインはこちら。 ※JP1000ソフト専用です。WORK分析週足88番です。[C:\JPDATA1000]へダウンロード後、WORKシート「取込」ボタンからセットすることが出来ます。

全期間
ソフト利用事例集 第161回 7月SQの予想(WORK分析シミュレーション機能)

最近のサイン ※チャートをクリックすると拡大します。
ソフト利用事例集 第161回 7月SQの予想(WORK分析シミュレーション機能)
直近では立て続けに2箇所点灯しました。6/6と6/20です。
過去のサイン日からの経過を見る限り上昇が期待できそうですね。今回もそうとは限りませんが。


■シミュレーション実行

88番のシミュレーション
「条件」−「シミュレーション」から88番。
ソフト利用事例集 第161回 7月SQの予想(WORK分析シミュレーション機能)

サインが表示されてから、3週先まで調べます。この場合、入力する数値は「2」です。
「0」だとサイン翌日(週)まで、「1」だと、サイン表示から翌々週までとなります。
今回のサイン週は、6/20。翌週は、6/27「0週目」。7/4「1週目」、7/11「2週目」(SQ週)です。
ソフト利用事例集 第161回 7月SQの予想(WORK分析シミュレーション機能)

上値の目処は、「買いの場合」から「最高値」の損益を、下値の目処は、「売りの場合」から「最安値」の損益を見ます。
ソフト利用事例集 第161回 7月SQの予想(WORK分析シミュレーション機能)

1990年代のサインは、無視します。この当時は、スパン証拠金に対応しておらず、また現物を操作してべらぼうな値動きを演出させるといったことがありましたから・・・。

注目すべきは、2003年以降のサインとなります。
この結果から、最大上値は、+990円があり、下値は−422円があることが分かります。
ソフト利用事例集 第161回 7月SQの予想(WORK分析シミュレーション機能)

サイン翌週の寄り付きは、10109円です。これを基にSQ値の範囲を予想してみます。
上値の目処
 10109+990=11099円

下値の目処
 10109−422=9687円

SQの予想範囲は、11099円〜9687円となります。

225オプションを仕掛けるなら、11250コール売り+9500プット売りとなりますが、11250コールが極端に安いためリスクの割にうま味がありません。
よって、11250コールの値段が高くなるまではプット側のみを仕掛けたほうがよさそうです。
例えば、9500プット売り+9000プット買いなどです。

SQまでの相場
  • これは、わたし個人の勝手な相場観(勘)ですが、SQ通過後すぐ参議院選挙です。なので、それまで相場は大きく崩れることはないのでは?と思ったりしています。下値は、9750円で止まると・・・。上値となると、予想外に上に行く可能性もアリかなと。過去のサインを眺めてみると、もしかしたら、11000円超え、そこまではいかないにしろ、10750円は超えてくるのでは?とか・・・。欧州の問題とかもあり、そう易々とはいかないと思っていますが・・・。ジリ高といったところでしょうか。または、保ち合いです。10500円〜9900円の間でSQを迎えるかなと。やや強気といった相場観です。。。爆
  • 実際、相場観がピタリと当たることなんてありませんが・・・。汗、そういう意味でも225オプションは有利ですよね。
選挙前は、225オプションの買いの仕掛けが面白いでしょう。「月5%」のサイトでは、三回目のチャレンジをしたいと思っています。