ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

  • ある売買条件をつくった時に、サインが点灯したら即仕掛けるのか、それとも待つか・・・。悩ましいところではあります。
  • 今回は、簡単な逆張り買いシートを例にとり、その違いを検証してみました。使うメニューは「WORK分析メニュー」です。
  • ここから「検証」をクリックです。

ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

■逆張り買いのシート

日足の55番に「2日カイリ、−5以下、下向き」という条件を作ってみました。設定は下記の通りです。

簡単に言うと、短期間で一気に下落した。という内容です。

目論見は、短期間で一気に下がったから、その反騰があってもいいはず。それを狙うシートです。

ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

シートを右方向へスクロールさせます。昇降に「3」は下向きという意味です。
ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)


■検証

「WORK検証」をします。

下記のように設定し「実行」をクリックします。シートは55番のみを使います。売買期間は、スイング的に一週間持続した場合です。

ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

検証結果
ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)
およそ三分の一の銘柄については、+5%も上昇しなかったという結果になりました。

これは、サインが点灯したら即仕掛けた場合のものです。(仕掛けはサイン翌日の寄り付き)


では、続いて仕掛けを1日ずらした場合の検証をしてみます。


■仕掛けをずらす

シートは下記のようにセットします。

※この画面の「以下の項目」には入力しません。
ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

シートを右方向へスクロールさせます。昇降に「3」は下向きという意味です。
ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

さらにシートを右方向へスクロールさせます。
ここがキモです。
「1日前が−5以下」という条件を追加しました。
ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

このシートは、サインが点灯しても即仕掛けるのではなく、1日待って仕掛けた場合となります。

■検証

※日足56番シートに保存しましたのでこれを使います。

ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

検証結果
ソフト利用事例集第253回 ずらした仕掛けの検証(WORK分析)

先の検証結果と比較すると、合格銘柄数は一気に少なくなりましたが、ダメの確率がおよそ17%と半分程度になりました。

合格した銘柄のうち、およそ83%については、一週間で+5%以上アップした事となります。


このように仕掛けをたった1日ずらしただけで、こうも違うとは思わなかったのではないでしょうか?

「2日カイリ、−5以下、下向き」のサインが点灯したら、1日待って仕掛けたほうが確率的に良いとなります。

細かい事をいうと、「向き」の事がありますから、「2日カイリ、−5以下、下向き」のサインに合格した銘柄を1日待って仕掛けるのではなく、この56番シートに合格した銘柄を仕掛けるとなります。


では、2日経過したらどうなのか?3日は?

また、2日カイリではなく3日カイリではどうなのか?

−5以下ではなく、もっときつくして「−10」ではどうなのか?

それらの事について検証できるのが、このWORK検証です。

皆様、是非お試し下さいませ。

「JP法株価分析システム」という強力なツールを眠らせないようにしましょう。

優れた道具でも使わないとはじまりませんから・・・。