移動平均間カイリ度
  • 移動平均線同士の離れ具合を指数化したものである。
  • 普通のカイリが終値と1本の移動平均線との離れ具合であるのに対して、移動平均間カイリは短期と中期2本の移動平均の離れ具合を表したもの。この指標はその計算式から以下のような見方をすればより理解が深まる。
  • 1)指標が0ラインより下にあるときは、短期移動平均の方が中期移動平均より下に位置している。逆に0ラインよりも上にあるときは、短期移動平均の方が中期移動平均より上に位置している。
  • 2)0ラインは、2本の移動平均がクロスするポイントであり、指標が0ラインを下から上に突き抜けたポイントはゴールデンクロス発生ポイント、逆に指標が0ラインを上から下に突き抜けたポイントはデッドクロス発生ポイントである。
  • 3)この指標が0ラインより下のポイントでV字に反発すれば2本の移動平均のカイリがそれまでの拡大傾向から縮小傾向に転換した事を意味する。
  • これはこの傾向がこの後も続けば近いうちにゴールデンクロスが発生する事を意味している。逆に0ラインより上のポイントでΛ字に反落すれば2本の移動平均のカイリがそれまでの拡大傾向から縮小傾向に転換した事を意味する。
  • これはこの傾向がこの後も続けば近いうちにデッドクロスが発生する事を意味している。この特徴を生かして、0以下のV字反発ポイントで買い、0以上のΛ字反発ポイントで売ればゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売るよりもはるかに早く売買する事が可能となる。
テクニカル指標17.移動平均間カイリ度−1−
  • S移動平均間カイリ度・・・移動平均間カイリ度をスムージングしたもの
  • コスト移動平均間カイリ度・・・出来高加重移動平均線間のカイリ度
  • Sコスト移動平均間カイリ度・・・コスト移動平均間カイリ度をスムージングしたもの
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