これが「ジャンピング・ポイント(J・P)投資法」だ!
第7回最終更新日(2000年9月1日)
日足による簡易システム売買

局面を判断する
今、上げ相場なのか下げ相場なのか、という相場局面を判断するのは非常にむずかしいものです。
無論、事後的にはだれにでも分かることですが、現時点で「今はどういうタイミングなのか?」と聞かれると
答えに窮するものです。

ところが相場の下手な人に限ってこの局面判断が簡単にできると錯覚している傾向があります。
正確に局面判断ができれば9割方勝負に勝ったも同然です。局面判断が簡単にできると信じている人は
相場の難しさを知らないからです。
敵を知らず己の能力を過信して相場に勝てるはずがありません。

相場局面を判断する手段として移動平均を利用するのも一つの方法です。
上のチャ−ト(日経平均日足)で使用しているのは50日移動平均です。この50日移動平均が前日よりも
上がっている間は相場の強気局面、逆の場合を弱気局面と強引に規定します。
ここで「強引に」と表現したのは、移動平均のトレンドが必ずしも相場のトレンドと一致しないこともままある
からです。
強気局面での買いポイント
50日移動平均が上昇中に株価が移動平均を下回った水準にあり、かつ安値を切り上げたポイン
トを買いのタイミングと規定します
。(JP法では「〜のような時は買い場である」といったような断定的な
表現は避けています。これは我々が株価変動を基本的に確率現象と認識しているからです)
上記のチャ−トで見るように99年10月20日から2000年3月16日までに5回の買い場があったことに
なります。
買いポイントでの買い銘柄検索法
これは以下に示すようにあっけないほど簡単です。
25日移動平均×0.85>当日または前日終値  50日移動平均平均×0.7>当日または前日終値
上の 条件をよく吟味して頂けば分かるようにこの条件を充たす銘柄は長期的にも中期的にもかなり下げ
ている銘柄に限られます。その時点ではそれなりの悪材料もあるはずです。
しかし、それにもかかわらず順張り(相場の流れにつく投資法)よりも逆張り(相場の流れに逆らって下げ
たら買い、上げたら売る投資法)の方がはるかに儲かることはコンピュ−タを使った確率計算をすれば歴
然とします。
従来のテクニカル分析、特にパタ−ン分析は大半が順張りですから、この事実は大方のテクニカル信奉
者が利用している手法の効用を否定することになってしまいます。
逆張りはこんなに儲かる
                  1999年10月20日の検索例

こんな単純な売買法でも買ってからたった9日間で約65%の利益が機械的に得られます!!
検索対象銘柄は貸借(1278)銘柄です。(次回に続く)
−第8回に続くー

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